PC製造関係 下半期

PC板の製造に関しては現在、5つの工場で取引をさせてもらうようになりました。それでも、安定した受注はお客様も含めて難しい問題となります。

以前にも話した通り、PC製造はセット工、クレーン工、仕上げ(左官)工、補修工、検査員、また、職長のバランスのいい配置がとても難しくなります。

板種によって、配置の人間を変えなければいけないときもあります。

人工単価も現場と比べると60%~75%ということもあり、人間確保がとても難しい環境になっています。

合わせて、生産数量が増えると、左官工の仕上げの残業が問題になり、現在のコンポライアンス遵守の難しさを常に抱えています。

去年はある工場で、残業超過で36協定違反となり、建設就労者のビザ延長が出来ない事態も起こり、人間配置の苦労は本当に難しい状況になっています。

常に現場での配置を考え、事務所の2階に宿泊できるようにして、工場が空けば、少しでも現場に行かせるように配慮していますが、必要な時と空く時が必ずしも合うわけではないので、大変な配慮になります。

ただ、新井工業の古い従業員は前向きに現場にも行ってくれますので、これからもこの対応はしていくつもりでいます。

職人であってもきちっと定時分の仕事をつけて、給料が生活できる水準で行けるよう。また、残業があってもきちっと払えるよう。利益が出るようなら、ボーナスも払えるよう。頑張っていこうと思います。