若者が建設業から離れるのは必然なのか?その原因と今後の展望を解説

皆さんこんにちは。千葉県松戸市を拠点に千葉県、茨城県、埼玉県、東京都でPC製造・建方工事・建築・外構土木工事などを行っている株式会社新井工業です。


弊社では、建設業に携わる一員として「安全」「品質」「工期」「原価」「提案力」を追求し、お客様の期待にお答えしていきます。


さて本日は、若者の建設業離れについて考えてみます。なぜ若者が建設業から離れるのか原因を探るとともに、今後の対策や展望を見てみましょう。




■若者の建設業離れの原因



若者が建設業を離れるのには原因があるはずです。どのような原因か考えてみましょう。



・労働時間が長い

若者が建設業を離れる原因の第1が、労働時間が長いことです。


厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査 令和5年9月分結果速報等」によると、建設業の月間実労働時間は事業所規模5人以上で168.2時間。他産業の平均実労働時間が136.8時間ですから30時間以上も長くなっています。この辺が若者から嫌われる理由のようで、もっと労働時間が短い仕事を探すことが多くなります。


時間外労働については、働き方改革関連法の施行により罰則付き上限規制が設けられましたが、建設業に適用されるのは2024年4月から。それまでは労働時間が長くても、罰則がなく、若者離れが進みやすい状況となっています。



・休日が少ない

建設業界は労働時間が長いだけでなく、休日も少ない傾向にあります。週休2日制を採用しているところも多くありません。


現代の若者は休日をしっかり取れない職場に就職したがりません。自分の時間を大切にしようということでしょうが、それだけに建設業から離れやすくなるのです。



・労働環境が厳しい

建設業界はよく3Kだといわれます。3Kとは、「きつい、汚い、危険」ということ。昔に比べると、かなり改善はされていますが、それでも3K的な要素があるのが建設業です。


3Kの職場も若者から嫌われやすいです。夏場は暑い中、冬場は寒いところで作業をしなければならず、雨や雪にも立ち向かわなければいけません。そんな職場が大変だと嫌がる若者も多いです。



・収入が不安定

収入が不安定なのも、建設業の若者離れが進んでいる原因です。多くの建設業界で採用されているのが日給月払い制。


日給月払い制では、1日を単位に月給が決められますが、休んだ日があると給料が減額されます。建設業では、天候不順などにより作業が中断されることがあり、そのたびの給料が低くなっていくのです。又、大型連休や年末年始なども給料が下がります。


それでは今の若者の気持ちを満足させられません。休業手当を支給できない零細企業や小規模事業者では、余計に若者を集めるのが難しくなります。



・人間関係

最近の建設業界は若者不足になっていて、高齢な労働者が増えています。そんな中で就職した若者は人間関係の構築で苦労することもあります。


同じ世代の労働者同士なら話も合いやすいですが、年齢が大きく離れていると、共通の話題も見つけにくいものです。この辺も若者が建設業を敬遠する原因です。



・屋外での作業が大変

基本的に建設業では、屋外で作業をします。屋外での作業ともなれば、風雨にも耐え忍ばなければならず、温度が高くても低くてもやめられません。冷暖房が効いた快適な室内で仕事をするよりずっと大変です。


それが嫌で建設業を避ける若者もいます。




■建設業の若者離れを防ぐ対策



若者離れが進行しつつある建設業ですが、どのように対策すれば、若者を惹きつけられるでしょうか。具体的な対策を考えてみましょう。



・長時間労働を是正する

建設業に携わる企業の中では、長時間労働が常態化しているところもありますが、それでは若者は集まりません。


若者を多く採用しようと思ったら、まず長時間労働の是正が必要になります。週休2日制を導入し、働き方改革を推進し、若者が働きやすい環境を作りましょう。



・月給制を採用する

日給月払い制では、休みの日の分が給料に反映されず、月給が下がってしまうので、できれば月給制を採用しましょう。


これは若者だけの話ではありませんが、日給月払い制では不満も大きくなります。生活に影響が出る労働者もいるでしょう。


月給制に変えることで、労働者の満足感も大きくなり、若者も納得の上で求人に応募するようになります。



・社会保険への加入を進める

建設業に携わる企業の中には、社会保険に加入していないところがあります。正規雇用していない場合もあるでしょう。


一般企業に就職すれば、健康保険や厚生年金、失業保険などの社会保険に加入できます。それと比べて、社会保険に加入できない建設業では魅力も感じられません。


そこで、社会保険への加入を推進してみましょう。「うちの企業は社会保険完備です」とアピールできれば、若者を集めやすくなります。



・IT技術を積極的導入する

3Kとも呼ばれる建設業の仕事現場の課題を解消する鍵を握るのがIT技術。IT技術により省力化、業務効率化、生産性向上が図れ、若者が働きやすい環境も作れます。


例えば、BIM/CIMを活用し、計画・調査・設計などの各段階の情報を共有し、効率化を図ることも可能。ドローンによる3D測量や高所点検なども作業を進めやすくするポイントです。


屋外で作業をする大変さが変わるわけではありませんが、作業が効率化すれば、労働者の精神的肉体的負担も軽減します。それが若者を集めやすくする方法でもあります。



・効果的なブランディングを実施

ブランディングとは、自社の強みや魅力をアピールし、市場における地位を確立することです。建設業でもこのブランディングが重要な役割を果たします。


今の若者は就職を考えるときに、企業の公式サイトや口コミサイトなどをチェックします。その際に企業側で効果的なブランディングができていると、若者の目に魅力ある企業だと映るのです。


そうなれば、この企業の求人に応募してみようかなと思うようにもなるでしょう。ブランディングで自社の強みや魅力をアピールすることは、若者集めでは欠かせないことになっています。



・資格取得の支援制度を用意しておく

建設業の仕事は資格なしでも務まりますが、資格がある方が好条件で働けます。そこで若者のためにも、資格取得支援制度を用意しておきたいところ。


仕事しながら資格を取得できるともなれば、キャリアアップも図りやすくなり、将来のためにもなります。若者にとっても将来性のある仕事は魅力ですから、企業側で資格取得を応援するようにしてください。



・体力がなくなったときのための準備をしてあげる

建設業の仕事は体力を要する仕事なので、若いうちはいいですが、将来体力がなくなったときのことが不安になる場合もあるでしょう。若者も将来の心配をします。


そのような若者のために、事務や営業などにキャリアチェンジできる環境を整えておくことも大事。将来も安心して働ける職場なら、若者も就職する気になるでしょう。




■まとめ|建設業界の若者離れ・今後の展望


建設業界の若者離れの原因と対策を紹介しましたが、その内容を踏まえて今後の展望を予想してみましょう。


今後は若者に自社に強みや魅力をアピールできるかどうかで状況が変わってくるでしょう。情報発信を積極的に行い、自社の強みや魅力をうまく伝えられれば、若者が集まってくる可能性が高まります。


もちろん、集まった若者をいかに食い止めるかも課題になりますが、まずは集めなければ意味がありません。そのための対策も記事でも紹介したので、ぜひ実践していただき、自社の若者離れ防止に役立ててください。


株式会社新井工業では、千葉県松戸市で土工事、PCa製造工事、小規模改修・外構工事など会社の規模に反比例して、多様な施工を行っています。


土工事(現場作業)に関しては、建築工事の基礎部分の根切り工事を行っていて、施工の進め方から数量の把握、土工作業といっても、職長、準職長は、自ら高さや通り位置出しを行い、他業者との一線を画した作業を行っていて、そのやり方が、結果、スピードやクオリティにつながっていて、仕事の依頼は増える一方です。当社の職人には地球の彫刻作業だと話すものもいます。


PCa工事に関しては、関東圏内の5工場で製造作業を手伝っています。

日本でも有数な超高層の部材を作ることもある、PCaの製造作業でもあります。


職長は、工程、型枠の形状、製造工場の環境によって、型枠配置の位置まで考えて、製造にあたっています。外国人作業者も多く配置している作業場になります。

職長になると、結構な人数を使うようになります。40年を超える実績から、工場内でもいろいろな対応力のある職人が多数いる作業場でもあります。


その他、PCa部材を元請様に製造してもらい、現場で取り付ける作業も、時々行っています。


そのすべてを、新井工業でやっていますので、自分のスキルを上げる、良いきっかけになることは、間違いないでしょう。


見方を変えれば、対応力、調整力を求められる、大変な仕事かもしれません。


しかし、時代のニーズについて行きたい、世の中で打ち勝っていきたい、戦力になりたいと考える人には、うってつけの会社とお考えください。


現在は、必要資格については、資格支援制度がありますので、会社で資格取得を全面バックアップします。


建設業界の人不足は間違いなく、今後、建設業界の需要は増えていくでしょう。


AIが発達しても、人の手で作る仕事はこの業界にはなくなりません。

数年先には、需要が頂点を迎えることは間違いないと考えています。


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